支援プログラム未公表減算(R7.4.1〜)で減算されないための準備チェックリスト
令和6年度(2024年度)の報酬改定で導入され、令和7年(2025年)4月1日から本格的に効いてくるのが、いわゆる「支援プログラム未公表減算」です。児童発達支援・放課後等デイサービスで支援プログラムを作成・公表していない場合、所定単位数の減算対象になり得ます。本記事は「減算されないために何を・どの順で準備するか」を実務チェックリストで整理したものです。
最重要・期限あり:支援プログラムを作成し、ウェブサイト等で公表していない場合、令和7年(2025年)4月1日以降、所定単位数の減算対象となり得ます。「作っただけで公表していない」も対象になり得る点に注意してください。
この記事の目次
- 未公表減算の基本(何が問われるのか)
- 「公表」と認められるための要件イメージ
- 準備チェックリスト(作成編)
- 準備チェックリスト(公表編)
- 準備チェックリスト(維持編)
- よくある勘違い
1. 未公表減算の基本(何が問われるのか)
この仕組みのポイントは、単に支援プログラムを「持っているか」ではなく、作成し、かつ外部から見える形で公表しているかが問われる点にあります。論点は大きく3つです。
- 作成:事業所としての支援プログラムが存在するか。
- 公表:それをウェブサイト等で外部に公表しているか。
- 維持:公表している状態が継続して保たれているか。
2. 「公表」と認められるための要件イメージ
「公表」とは、利用者や地域、関係者が内容を確認できる状態を指します。実務上は次のような点が論点になりがちです。
| 観点 | 確認したいこと |
|---|---|
| 公表媒体 | 自社ウェブサイト等、外部から閲覧できる場所に掲載しているか |
| 到達性 | トップページ等から無理なくたどり着けるか(埋もれていないか) |
| 内容 | 支援の方針・内容が、求められる項目を満たしているか |
| 更新 | 内容を見直した際に、公表物も更新されているか |
実務ポイント:「PDFを置いた」だけでなく、トップから到達できる導線があるかも見られがちです。リンク切れ・非公開設定のまま放置に注意しましょう。
3. 準備チェックリスト(作成編)
- □ 事業所としての支援プログラムを文書化している
- □ 支援の方針・ねらい・内容など、求められる項目を網羅している
- □ 事業所の実態(提供している支援)と内容が一致している
- □ 管理者・児発管が内容を確認・承認している
4. 準備チェックリスト(公表編)
- □ 自社ウェブサイト等、外部から閲覧できる場所に掲載した
- □ トップページ等から無理なくたどり着ける導線がある
- □ 掲載ページが非公開設定・パスワード保護になっていない
- □ リンク切れ・ファイル破損がないか実際に開いて確認した
- □ スマートフォンからも閲覧できる状態である
5. 準備チェックリスト(維持編)
- □ 内容を見直したら、公表物も同時に更新するルールがある
- □ 公表している状態を定期的に点検する担当・タイミングを決めている
- □ サイトリニューアル等でページが消えていないか確認している
- □ 実地指導でそのまま「公表しています」と示せる状態である
見逃しに注意:「いつの間にか期限が過ぎていて減算が始まっていた」「サイト更新で公表ページが消えていた」は、典型的な制度変更の見逃しによる損失です。期限と公表状態の両方を継続的に追う必要があります。
6. よくある勘違い
- 「作ればOK」:作成だけでは不十分で、公表まで求められます。
- 「一度載せれば終わり」:公表状態の維持・更新が前提です。
- 「うちは小規模だから関係ない」:規模を理由に対象外とは限りません。必ず一次情報を確認しましょう。
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※免責:本記事は制度・報酬改定に関する一般的な解説であり、特定の事業所に対する法的・行政上の助言ではありません。減算の適用可否や公表要件の最終判断は、必ず厚生労働省・こども家庭庁等の一次情報および所管自治体(指定権者)にご確認ください。内容は作成時点のものです。